VOL.151 25th Single「涙のイエスタデー」中村由利インタビュー(前半)
music freak magazine Flash Back GARNET CROW 10th MemoriesP.160
●○○ From music freak magazine Vol.151
GARNET CROW
New Single「涙のイエスタデー」2007.7.4 On Sale !!
2007年上半期が経過し、GARNET CROWの音楽活動はますます活発化している。2月に初の両A面シングル「風とRAINBOW/この手を伸ばせば」を発表、6月27日にLIVE DVD「GARNET CROW LIVESCOPE OF THE TWILIGHT VALLEY」を発売。そして7月4日にリリースされたのが、ニュー・シングル「涙のイエスタデー」だ。この曲はGARNET CROWにとって通算100曲目となるナンバー。夏を意識した爽快なサウンドに乗せて歌う、切ないラヴ・ソングになっている。その他にもGARNET CROWの持つ荘厳な世界が反映された「Go For It」、こだわりのアレンジが聴き所の「一番素敵だった日」と、色彩豊かな楽曲も収録。デビュー7年で彼らが輩出してきた楽曲数を通して、GARNET CROWの音楽世界がしっかりと築き上げられている事を改めて感じる作品となった。今作について、詳しい話を作曲&ヴォーカルの中村由利に聞いてみた。(INTERVIEWED BY EMI MORI)
●この曲でGARNET CROWとして通算100曲目を迎えられましたが、それは以前から分かっていた事だったんでしょうか?
中村由利(以下中村):以前、“ところで今、何曲目位だろう……?”という話になった事があって、その時は80曲台前半位で“ふ〜ん”みたいな感じだったんです。その後少し経って聞いた時は“今、96曲目ですね”という事で、「風とRAINBOW / この手を伸ばせば」をリリースした後に“次のシングルで100曲目です!”という話になって、“えっ!マジで!!”という感じでみんなちょっと興奮気味になりました(笑)。だからたまたま100曲目がシングルになったので、調整した訳ではないですね。これは本当に良かったと思います。カップリング曲で100曲目だと、ちょっと切ないですもんね。
●次の曲で100曲目になるという事が分かった後、そういった事を意識して選曲されたのですか?
中村:いえ。この曲に関しては年明けに原型になるデモが出来ていて、それはバラード曲だったんですけど、その時にアニメのオープニングで使用されるという事が決まって、オープニングなのでアップ・テンポなものにして欲しいというお話もあり、テンポを変えて何十テイクもやり直したんです。アレンジも歌詞も歌も10テイク以上ヴァージョン違いがあって、やっとこの形になりました。その時にはリリースも夏頃になるという事が決まって、100曲目という事も分かっていたんですけど、この曲がすごくポップな感じで、ダークで陰のあるという自分達のイメージとは相反するポップでキャッチーなサマー・チューンというか、夏に踊れそうなナンバーというのが、自分達らしくはないけど、それを100曲目の作品としてリリースするというひねくれ具合が、GARNET CROWらしいなとは思います(笑)。
●最初のデモとはどの位変わっているんですか?
中村:コードは変わっていませんが、テンポも変えましたし、歌詞やアレンジが変わる事でメロディもちょっと変えました。あとは最後の部分も付け足したりして……。なのでそれぞれのテイクが何十パターンもありますね。それを通してピッタリなものが出来上がったという感じですね。
●という事は、曲の色合いも変わったと。
中村:最初は普通のビートだったんです。それが4つ打ちのリズムになった途端、ハッピーでのれる夏のナンバーに変わった気がします。そこでこの曲の世界が膨らんだというのはありますね。
●もともとこの曲を作った時は、何かをイメージされていたんですか?
中村:この曲は「風とRAINBOW」を作っていた頃と時期が重なっていて、作り始めた時が冬だった事もあったのか、温かくて、壮大なバラードだったんです。それが段々テンポ・アップしていったという……。そうしていくうちに“これでもいけるな”と思って、サビのメロディを少し直したり、Dメロを付け加えたりという作業をしていきました。それで出来上がってみると、こっちの方が良かったなと思いました。しかもシングル