Es VOL.1 more GARNET CROW life Vol.1 アルバム・レビュー(後半)
music freak magazine & Es Flash Back GARNET CROW Final MemoriesP.026
●○○From music freak Es Vol.1
2nd AL『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』(GZCA-5013)2002.4.24 release
1.夢みたあとで 2.call my name 3.Timeless Sleep 4.pray 5.Naked Story 6.Last love song 7.スカイ・ブルー 8.wish★ 9.Please, forgive me 10.Holy ground [bonus track]1.Mysterious Eyes 〜dry flavor of "G" mix 2.Timeless Sleep 〜Flow-ing surround mix〜
GARNET CROWの2ndアルバム。1stアルバム『first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜』の流れを引き継ぎつつも全く新しいアプローチで制作された今作は、ジャケット写真に反映されているかの様に、空の青を彷彿とさせるアップ・テンポで爽快なナンバー、そして雲間に光が射している様な幻想的な世界観を持つバラードと、彼らの楽曲の世界観の幅を楽しむ事が出来る作品だ。GARNET CROWの代表曲となった「夢みたあとで」は、この作品の中でもGARNET CROWの世界観をよく映し出しており、AZUKI七の叙情的で繊細な歌詞と、中村由利の透き通る様な、それでいて芯の強さを感じさせるヴォーカルが情景を鮮やかに描き出している名曲。「Naked Story」や「wish★」といったアップ・チューンから、心のひだに沁み入る様なバラード「Holy ground」まで、GARNET CROWのクリエイティヴな音楽性とまだまだ未知数の可能性を感じさせる1枚になっている。(桜井 春香)
3rd AL『Crystallize 〜君という光〜』(GZCA-5038)2003.11.12 release
1.今日の君と明日を待つ 2.君という光 3.スパイラル 4.泣けない夜も 泣かない朝も 5.クリスタル・ゲージ 6.Marionette Fantasia 7.永遠を駆け抜ける一瞬の僕ら 8.Endless Desire 9.逃れの町 10.Only Stay 11.恋することしか出来ないみたいに 12.夢みたあとで〜lightin' grooves True meaning of love mix〜
前作『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』から約1年半振りに発表された3rdアルバム。メンバーの個性が自然に伝わってくる仕上がりからは、GARNET CROWの音世界をメンバー自身が楽しみながら紡ぎ出している事が分かる。今作で感じられるのは "前向き" さと、一筋の光。郷愁感を誘うアコースティック・ギターと鍵盤の音色と澄んだヴォーカルが幻想的な世界に誘う「Marionette Fantasia」、スリルと躍動感が入り乱れる「Endless Desire」、ロックを基調としたハードかつディープな「逃れの町」、スタイリッシュなサウンドが織り成す複雑な展開とはっとさせられる歌詞が印象的な「Only Stay」、明るいタッチの中に切なさをしっかり詰め込んだ「恋することしか出来ないみたいに」等、タイプの異なる楽曲ながらも、一瞬のきらめきを閉じ込めたものが多く収録。彼らにとって大切な1曲である「夢みたあとで」のリミックスver.も収められており、独自のスタンスを着実に構築している事が実感出来る1枚とも言える。(橘 優紀)
4th AL『I'm waiting 4 you』(GZCA-5052)2004.12.8 release
1.夕月夜 2.冷たい影 3.忘れ咲き 4.君を飾る花を咲かそう 5.U 6.fill away 7.僕らだけの未来 8.この冬の白さに 9.ブルーの森で 10.雨上がりのBlue 11.picture of world 12.Sky 〜new arranged track〜 13.君 連れ去る時の訪れを
デビュー5年を目前に控えた2004年12月にリリースされた通算4枚目のアルバム。シングル3曲を含む全13曲を収録し、前半はヴォーカルの中村由利曰く好きでもあり得意でもあるというマイナー調の曲で固め、じっくりとGARNET CROW独特の世界観を楽しませてくれる。中盤からは徐々にアップ・テンポな曲もライン・ナップされ、全体を通しては緩急、明暗を絶妙なバランスでブレンドした、彼らのアーティスト性がしっかりと提示された名盤だ。
曲、歌詞、サウンド・メイキングと、どのアルバムも全て高い完成度を誇る彼らだが、今作は特に中村の紡ぎ出したメロディの良さを特筆したい。切なくて、儚い、けれど生命力に満ちた存在感溢れるメロディが核となり、深く感情に訴えかけてくる名曲が産み出されている。またこれまでと少し趣の違った「僕らだけの未来」(M-7/15th Sg)は、古き良き時代を感じさせる斬新なメロディ・ラインで、バンドのイメージや既存の枠に捕われない自由な発想を見せ、今後の新たな展開を予感させる注目の1曲だろう。
リリースが12月という事も影響してか、冬を想起させる楽曲が多いので、ちょうど今の季節にもオススメの1枚だ。(曽根 美優)
Best AL『Best』(GZCA-5072〜5073)2005.10.26 release
[DISC1]1.君の家に着くまでずっと走ってゆく(indies ver.) 2.Mysterious Eyes 3.in little time 4.二人のロケット 5.未完成な音色 6.千以上の言葉を並べても... 7.夏の幻(secret arrange ver.) 8.flying 9.水のない晴れた海へ 10.Last love song 11.call my name 12.Timeless Sleep 13.夢みたあとで 14.Holy ground
[DISC2]1.スパイラル 2.クリスタル・ゲージ 3.泣けない夜も 泣かない朝も 4.君という光 5.永遠を駆け抜ける一瞬の僕ら 6.僕らだけの未来 7.君を飾る花を咲かそう 8.忘れ咲き 9.Sky 〜New Arranged Track〜 10.夕月夜 11.君 連れ去る時の訪れを 12.君の思い描いた夢 集メル HEAVEN 13.空色の猫 14.「さよなら」とたった一言で...
デビューから5年を迎えたGARNET CROWがその5周年を記念して発表したベスト・アルバム。初のベスト・アルバムとなった今作は2枚組というヴォリュームで、インディーズ作品「君の家に着くまでずっと走ってゆく」を筆頭に2005年までに発売された全シングル曲とカップリング&アルバム曲、そしてセルフ・カヴァーの「空色の猫」、初CD収録となった「「さよなら」とたった一言で...」といった未発表音源までが収められている。ふんわりと懐かしさを感じさせる曲、先鋭的で未来を感じさせる曲、そして未来へ放たれた希望を感じさせる曲と、いつどこで聴いても一瞬でGARNET CROWの世界に引き込まれる楽曲には、彼らが音楽に真摯に向き合う事で培って来たパワーが感じられる。今作を1曲1曲と聴き進めるうちに当時のアルバムが聴きたくなり、懐古してそのアルバムを聴くとまた違う新しさを感じ、今度はまた彼らが現在向かっている音楽の方向性に触れたくなる……色褪せる事なく輪廻する彼らの音楽性が存分に堪能出来る1枚だ。(桜井 春香)
5th AL『THE TWILIGHT VALLEY』(初回限定盤:GZCA-5091/通常盤:GZCA-5092)2006.10.4 release
1.Anywhere 2.まぼろし 〜Album arr.〜 3.今宵エデンの片隅で 4.Rusty Rail 5.夢・花火 6.かくれんぼ 7.向日葵の色 8.晴れ時計 9.マージナルマン 10.籟・来・也 11.Yellow Moon 12.もうちょっとサガシテみましょう 13.春待つ花のように 14.WEEKEND
前作『I'm waiting 4 you』から約2年振りに発表された5枚目のオリジナル・アルバム。深海が持つ包容力と温かみを彷彿させる音色が印象的な「まぼろし」、ラテン・テイスト溢れるサウンドと日本情緒を盛り込んだ歌詞の調和が刺激的な「夢・花火」、ケーナの音色と和テイスト・サウンドから自然の息吹きを感じる「籟・来・也」といった深みのある曲から、メジャー・コード全開の軽快な「今宵エデンの片隅で」やポップさと懐かしさが同居する「晴れ時計」という明るいナンバーまで、収録シングルが振り幅の広い音楽を提示しているだけあって、アルバム曲も秀逸。静寂に秘められた力強さを感じずにはいられない「Anywhere」やドラマティックなサウンド展開と日本ならではの言葉を用いた歌詞がインパクトを放つ「かくれんぼ」、表情豊かなコーラスが堪能出来る「春待つ花のように」等、情景が色濃く刻まれた楽曲が収められている。"TWILIGHT" は日が暮れて夜になる時間、夜から朝を迎える時間を意味する言葉。そこに秘められた静かなるパワーと美しさにリンクする楽曲が多く収められている事から、今作のタイトルにしたというエピソード通り、生命力や神秘性が伝わってくる1枚となった。(橘 優紀)
6th AL『LOCKS』(初回限定盤A:GZCA-5124/初回限定盤B:GZCA-5125/通常盤:GZCA-5126)2008.3.12 release
1.最後の離島 2.涙のイエスタデー(album ver.) 3.世界はまわると言うけれど 4.もう一度 笑って 5.この手を伸ばせば(album ver.) 6.doubt 7.風とRAINBOW 8.ふたり 9.Mr. Holiday 10.The first cry 11.Love is a Bird
前作のダークでディープな世界観から一転、選曲の際、"エバーグリーン" で "ピュア" で "生命力溢れるもの" というテーマのもと選んだという全11曲が収録された今作は、彼らの全アルバムの中でも、最も前向きさや明るさ、希望を感じられる作風が印象的な1枚になっている。
初の両A面シングル「風とRAINBOW/この手を伸ばせば」、通算100曲目シングル「涙のイエスタデー」、[名探偵コナン]のエンディングテーマとなった「世界はまわると言うけれど」のシングル4曲に加え、デビュー当時を彷彿させるネオアコ・サウンドのM-4、ジャズ・テイストのバッキング・ピアノがクールな印象を与えたマイナー調のアップ・ナンバーのM-6、ライヴを意識したキャッチーで遊び心満点なM-8、岡本仁志のコーラスがほのぼのと癒しを与えてくれるM-9、お得意の "陰" の世界観を放ったアダルトなM-10、そして1曲目とラストは今作を象徴するエバーグリーンなナンバーと、非常にバラエティ豊かに楽しませてくれる秀作! ますます力強さと表現力を増したヴォーカルもGOOD!!(葉山 夏恋)
7th AL『STAY 〜夜明けのSoul〜』(初回限定盤A:GZCA-5196/初回限定盤B:GZCA-5197/通常盤:GZCA-5198)2009.9.30 release
1.Hello Sadness 2.百年の孤独 3.花は咲いて ただ揺れて 〜album ver.〜 4.Elysium 5.Doing all right 6.ON THE WAY 7.Stay 8.日々のほとり 9.夢のひとつ 10.Fall in Life 〜Hallelujah〜 11.Rainy Soul 12.恋のあいまに
GARNET CROW7枚目のオリジナル・アルバム。このアルバムは「Stay」という力強いタイトル曲が核になっていて、今までの彼等にはない変幻自在の妙を感じるドラマティックなナンバーが多い様に感じられる。「Stay」を聴いていて感じたのは様々な音とリズム、そしてサウンド展開の斬新さだった。足し算をする様に色々なアプローチが入ってきて、1つの曲の中で曲がどんどん進化していくのだ。他の曲でもこういった自由な変化が随所にみられ、今作では切なさや儚さという確立された世界観はそのまま、そこにブレンドされた新しいGARNET CROWの音楽を楽しむ事が出来る。グルーヴィなアッパー・チューン「Hello Sadness」を始め、初期の匂いを感じさせる「Elysium」、アコーディオンの素朴な音色が異国情緒を漂わせる「日々のほとり」、ギター・サウンドが印象的な「Fall in Life〜Hallelujah〜」。メンバー1人1人が持つ個性が曲に彩りを添えた華やかな楽曲が楽しめる作品だ。(桜井 春香)