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GARNET CROW『Misty Mystery』インタビュー(Sci-Fi Police)

2011年9月Sci-Fi Police

昨年、GARNET CROWのインタビューをしたところ大変好評でした。というわけで、今回、GARNET CROWが、今度はTV「名探偵コナン」のオープニングテーマ=「Misty Mystery」を担当&8月31日リリースするということで、その発売を記念して特別インタビューに応じてくれました。今回はボーカル中村由利さんと、ギター岡本仁志さんが登場!

中村由利さん岡:岡本仁志さんす:すぴ
中村由利こんにちは。また、すごいTシャツですね。
岡本仁志顔が描いてある(笑)

--「Misty Mystery」のイメージ・カラーが紫なので、紫のキャラと言えば、バットマンに出てくるジョーカーなので、ジョーカーのTシャツ着てきました。(註:僕は「ダークナイト」のジョーカーTシャツ着ていたのです)

中村由利・岡本仁志(笑)

--今度の「名探偵コナン」のオープニング主題歌「Misty Mystery」、とにかく、かっこいい歌ですね。

中村由利ありがとうございます! 昨年、映画版の主題歌が、明るい歌で、そこからしばらく明るい系の前向きポップソングをリリースしたので、別の面の曲をやってみたかったんです。クールで、かっこいい。迫力のあって、ドスのきいている感じ(笑)

--ジャケットの写真も素敵ですよね。

中村由利みな笑ってないでしょう?キメ顔なんです(笑)。そうキメ顔路線ですね。
岡本仁志今回は打ち込み主体のアレンジなんで。あと(低い音と高い音の)レンジが広い、というのが、みんなでこだわったところです。GARNET CROWには珍しいデジタル・ロックなんです。

--ネオアコのGARNET CROWが、デジタル・ロックに挑戦ですか?

中村由利今回は、デジタル・サウンドを入れてみたかったんで。
岡本仁志ただGARNET CROWらしい、ひねりもあるんですよ。まわりがデジタルな音なんで、間奏のところガットギター(註:クラシックギターの一種)なんです。このぬくもりがGARNET CROWっぽいかな。あと中村さんの“吐息”(笑)
中村由利そう、今回、「ア~」とか吐息のバリエーションを、10パターンぐらいとって、ちりばめてあるんです。やったことないんで、高い「ア~」とか低い「「ア~」」とか、とにかくとりまくって、ピンとくるもの選んで、ここもポイントです(笑)

--ネットの書き込みとか読むと、「名探偵コナン」のオープニングにピッタリ!と大好評みたいですよ。

岡本仁志ああ、それは良かったですね。実は、曲を作っているときは、曲と向かいあっているので、完成までが夢中で。落ち着いて判断できない、こともあって。
中村由利実は、今回2曲作って、先方(「名探偵コナン」のスタッフ・サイド)にプレゼンしたんです。1曲が「Misty Mystery」 もう1曲が「Misty Mystery」のカップリングとして収録されている「live」(リヴと読みます)。どっちも気に入ってくださったみたいで、先方の判断待ちだったんですね。

--「live」は、明るい、アップテンポの曲ですよね。

中村由利そうですね。実は、どっちも「名探偵コナン」らしさ、を表現しているとは思うんです。「名探偵コナン」は、楽しいアニメでもあるし、サスペンスでもあるわけですよね。だから、例えば、今度の「名探偵コナン」をラブコメ的に見せていきたいなら明るい「live」が選ばれたかもしれませんね。「名探偵コナン」の、謎解きものとしての魅力を強調したいのなら「Misty Mystery」がピッタリですね。やっぱり、「名探偵コナン」って、様々なアーチストの方が楽曲を提供しているんですけど、GARNET CROWとしては、マイナー調でクールな曲を、コナンくんには付けてあげたいですね。やっぱりミステリー物としてのカラーは大事にしてあげたいから。
岡本仁志僕は、ミステリーって聞くと、僕はアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を真っ先に連想しますね(笑)
中村由利私は、ミステリーと言えば、他のメンバーの2人(アレンジ担当の古井弘人さん と 歌詞のAZUKI七さん)ですね(笑)
岡本仁志確かに!AZUKI七さんは、存在自体がミステリー(笑)
中村由利古井さんは、私生活が全く分からない。謎の私生活、、ミステリーです(笑)

--要はGARNET CROWさん自体が、ミステリアスな魅力に満ちている、ということですね(笑)コナンくんとは、去年の映画のタイアップで、イベントで共演してますよね。

中村由利去年は、いろいろやりましたからね。10周年だったし。やっぱり、去年やったことが、一つの基準になってますね。例えば、ライブにしても、去年のライブこうだったから、今年はこうしよう、みたいな。去年1年の活動で、自分たちの“引き出し”が増えた感じです。10周年だったからすごかった、とは言われたくないんで、あの“10周年”を“たたき”して、どんどん超えていきたいんですよね。

--なるほど、ところで、「Misty Mystery」の最後の歌詞が、「解き放て無謀な衝動」ですが、いま、“解き放ってなにかしたい”ことってなにかありますか?

岡本仁志そうですね。解き放たれて、、ゆっくり休みたいかな(笑)でも休んでても、やっぱり曲のこととか気になっちゃうかも。
中村由利私は、今年、絶叫マシーン 乗ってないんで、乗りたい!(笑)

--絶叫マシーン好きなんですか?

中村由利ええ、どの遊園地行っても、そこの有名な絶叫マシーン乗りますね。いまトライしたいのは、富士急ハイランドの「高飛車」。(註:『最大落下角度121度』で、ギネス世界記録に認定された絶叫マシーンです。ここ中村さんが、このマイナス120度のコースについて、ジェスチャー交えて熱く語ってくれたんです。中村さんのこういうところが、とてもキュートです!)

--中村さんの素敵な声での“絶叫”って聞いてみたいですね(笑)

中村由利声大きいかな?(笑)
岡本仁志大きいというより、声が通るんだと思うよ。レストランとかでも、マネージャーさんが「すいません」とか言っても伝わらないときあるけど、中村さんだと一発で伝わるよね(笑)(註:岡本さんも、すごく素敵な声です)

--中村さんの声は、どんな時でも、人の心に響くんですよ(笑) 素敵!

■インタビュー後記

とても楽しい取材でした。お二人に好きな映画の話聞いたところ、岡本さんは、アメリカン・コメディが好き。中村さんはSF好きで、アニメの「銀河英雄伝説」「プラネテス」(本当にSFがお好きなんですね)や「メン・イン・ブラック」あたりが好き!(来年「メン・イン・ブラック3」が来ますよ!)またスカジョ好きで「アイアンマン2」も楽しめたそうです!(来年、「アベンジャーズ」でまたかっこいいスカジョに会えますよ!)

こうした楽しい取材の中、実は、あえてこういう質問もしたんです。「311」についてです。中村さん、岡本さんとも、しばらくは「音楽を作る気になれなかった」。中村さんは「音楽って平和であるからこそ楽しめる。生活や人生に彩(いろどり)を添えるもので、だからその前提が崩れてしまった人たちを、助けてあげられない」岡本さんは、阪神大震災の被災者であり「音楽よりも水という状況の中では、音楽は無意味なものでしかない」でも、岡本さんは、ようやく復興に向かって歩き出そうと決めたとき、音楽が無性に聞きたくなって、ラジオ番組の音楽を録りまくったそうです。「音楽が必要だと、その人が思ったら、その人はポジティブな状態に切り替わったんだと思う。前向きな気持ちになった人に音楽はプラスになる」中村さんは「被災された方を助ける人たちがいる。その“助ける人たち”を“助ける”音楽があってもいい」と思い、音楽活動をまた始めたそうです。

僕は、このコラムの記事を書くとき、いつもGARNET CROWの歌を聴いています。僕がアメコミ関係のゲストで、ラジオ番組に出演したとき、GARNET CROWの「Go For It」という曲をかけてもらいました。これは、絶対に「マイティ・ソー」の歌なんです!本当(笑)切ない歌も多いのですが、なぜか元気が出る。それは、やはり、どれもが素敵な応援歌だからだと思うのです。皆さんも、是非聴いてみてください。