VOL.134 LIVE REPORT「GARNET CROW premium live 〜happy 5th anniversary〜」2005.12.17 大阪市中央公会堂(前半)
music freak magazine Flash Back GARNET CROW 10th MemoriesP.140
●○○ From music freak magazine Vol.134
GARNET CROW premium live
〜happy 5th anniversary〜
2005.12.17
at 大阪市中央公会堂
2005年12月16日、17日の2日間、デビュー5周年記念最後の締めくくりとしてGARNET CROWが行った完全招待制のライヴ at 大阪市中央公会堂。その華麗なるライヴの模様を誌上レポート!(TEXT BY SAI SAIDA)
【SET LIST】
1.Mysterious Eyes 2.flying 3.夏の幻 4.Timeless Sleep 5.夕月夜 6.未完成な音色 7.水のない晴れた海へ 8.Holy ground 9.クリスタル・ゲージ 10.call my name 11.in little time 12.永遠を駆け抜ける一瞬の僕ら 13.夢みたあとで 14.千以上の言葉を並べても... 15.晴れ時計 16.二人のロケット 17.僕らだけの未来 18.君の思い描いた夢 集メル HEAVEN
<ENCORE>1.春待つ花のように 2.Last love song 3.スパイラル
寒風吹きすさぶ12月の夜にそれは行われた。完全招待制、800名×2日間、合計1600名しか参加出来ないGARNET CROWのライヴ。場所は、大正時代に建てられたネオ・ルネッサンス様式の歴史的建造物でもある大阪市中央公会堂。周囲もクリスマス・イルミネーションで彩られ、プレミア感を高められる中、会場に着くとまずはゴージャスな座席チケットが手渡された。さらに中に入ると、確かにそこは日常とかけ離れた心奪われる空間。左右に大理石の円柱が立ち並び、頭上にはシャンデリア。ステージは赤いビロードの緞帳が降ろされている。そして、流れるBGMは室内楽。レトロ感いっぱいの外観、内装、雰囲気も、今宵行われるガーネットのライヴ・イメージに相応しい。
いつものホールと違って囁き声も響く深い喧騒の中、18時ジャストにライヴはスタート。デビッド・C・ブラウンのドラム・カウントが響き、スルスルと上がった緞帳の向こう側にお馴染のガーネットとバンド・メンバーの姿が、と思いきや、まずはそのきらびやかな姿に目が奪われた。男性陣はすべて黒のスーツ(キーボードの古井弘人は黒スーツに白シャツ、ギターの岡本仁志は白シャツ黒ネクタイに粋なハンチング帽)、そして女性陣、センターのヴォーカル中村由利は黒のベロアのジャケットにピンクのフレア・スカート、髪はおおぶりなカールが施されている。そしてキーボードのAZUKI 七は、胸元の開いた黒のロング・ドレス姿で登場。まるで、それは中世の王侯貴族を思わせる装い。まばゆい照明に浮かび上がる姿は、ため息が出るほどに美しい。
視線がステージに釘付けにされる中、聴こえてきたのは「Mysterious Eyes」。初期の名作を落ち着いた演奏で締めて、さぁいよいよ神秘のステージの始まりだ。
「皆さん、GARNET CROWのプレミアム・ライヴへようこそ。デビュー5周年という節目の年の締めくくりに、この様なライヴを行えて本当に嬉しく思っています。今夜は私達も精いっぱい頑張りますので、最後まで思いっきり楽しんでいって下さい」
中村の一言に続いては、ますますオーディエンスを別の世界にいざなう「flying」、そして「夏の幻」のアコースティックな響きが陶酔を運んでくる。さらに追い討ちをかけて続くMC。「レコーディングの帰りにこの建物を見に来て、そこに浮かんでいた月との対比があまりに神秘的で、そのイメージを皆さんにもと思い、幻想的な曲を何曲か……」と前置きして「Timeless Sleep」「夕月夜」「未完成な音色」と続けた3曲はガーネットのダーク・サイド系の代表曲。前半からこのヘヴィでペシミスティックな感触に呑み込まれた茫然自失の輩多数。立ちすくむのか、うずくまるのか、スクリーンに映し出される歌詞の一言一句に感情が震わされる。そのまま深く「水のない晴れた海へ」へ沈み込み、そして「Holy ground」。最後の中村の崇高なファルセットで昇天させられるまでの十数分間、ここはちょっと神がかり的な時間の流れが会場を支配していた。
そんな流れを和らげるべく、中盤では、ソロ・デビュー5周年を果たしたギターの岡本仁志が「皆さんのお口よごしに……」と「クリスタル・ゲージ」をおおらかに歌い、続く「call my name」