目次へ戻る

VOL.134 LIVE REPORT「GARNET CROW premium live 〜happy 5th anniversary〜」(後半)

music freak magazine Flash Back GARNET CROW 10th MemoriesP.141

●○○ From music freak magazine Vol.134

GARNET CROW
premium live

〜happy 5th anniversary〜

〜「永遠を駆け抜ける一瞬の僕ら」の3曲では、牧歌的でおだやかなGARNET CROWの世界観が提示される。このブロックはさしずめオーケストラの第2楽章といったところか。それにしてもガーネットの楽曲の明暗の振り幅は広い。それはまるで人間の一生を描いているようだ。そんな事を考えさせながら、ライヴは後半へと向かっていく。
 「今年一年はどういう年でしたか?」との中村の問いにメンバーが答えていくMCコーナーは、各自の個性が窺えた貴重な瞬間。4人の生真面目な対応に、GARNET CROWの誠実な音楽性の原点を垣間見た。

 そうして、続いては彼らの楽曲の中でも人気の高い「夢みたあとで」。回り出したミラーボールの照明効果の美しさにも目を奪われたが、ふとどうした事か、曲中で感極まった中村の歌声が一瞬止まってしまった! 涙ぐむ彼女を温かく包み込んで続けられる演奏、このアクシデントは、逆にバンドとしてのGARNET CROWの一体感を見せられた思いで感激的な一幕だった。

 続く「千以上の言葉を並べても...」からは中村の声も見事に復帰、最新曲「晴れ時計」、力強い「二人のロケット」情熱的な「僕らだけの未来」、そして無限の可能性を感じさせる「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」とボルテージをいっぱいに引き上げ、クライマックスを本編最後まで続かせる流れはまさにフォルティシモの響き、圧巻だ。そして、最後に何度も"ありがとうございました"と客席に向かって呼びかける中村と笑顔で応えるメンバーの清々しき姿、このバンドを5年間応援し続けてきて良かった、とオーディエンスが心から思える瞬間だった。

 割れんばかりのガーネット・コールに導かれてスクリーンにはシングル・ヒストリーの映像が……。その最中に再び登場したメンバーが披露したのは耳慣れない楽曲。それはこの夜のために作り上げられた新曲「春待つ花のように」。この曲もいつしか彼らの名曲の1つに育っていくのだろう。

 「シラーは“人生は退屈すれば長く充実すれば短い”と言いました。今夜は何だか時間があっという間に過ぎてしまいました。〜 この5年間みなさんに励まされ続けてここまで来ました。来年からもよろしくお願い致します!」

 中村の言葉の後に「Last love song」が、そして、最後の最後に「スパイラル」がじっくりと、勢いよく演奏された。名残を惜しんで何度もリフレインされる最後のフレーズ。全てが終わった時、会場にはきらめく光が満ちていた。緞帳がいったんメンバーを隠し、再びカーテンコールの拍手と共に引き上げられ、下がるその刹那に感じた幸福感、それはきっと、そこに集った全ての人達に降り注いでいたに違いない。

 この日、僕は“真冬の夜の夢”の存在を知った。