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VOL.143 5th Album『THE TWILIGHT VALLEY』インタビュー(前半)

music freak magazine Flash Back GARNET CROW 10th MemoriesP.152

●○○ From music freak magazine Vol.143

GARNET CROW

New Album『THE TWILIGHT VALLEY』10.4 On Sale!!

今年は4枚のシングルを発表し、その中の「夢・花火」「今宵エデンの片隅で」「まぼろし」は、7月から3ヶ月連続シングル・リリースという、精力的に作品を発表しているGARNET CROWが、ニュー・アルバム『THE TWILIGHT VALLEY』を10月4日にリリースした。オリジナル・アルバムとしては約2年振りとなる今作は、昨年デビュー5周年を迎え、新たなフィールドに進んでいる彼らの音世界が凝縮された1枚になっている。神秘的な歌詞、バラエティに富んだサウンドは、いままで以上に聴き手の想像力をかき立て、独特な情景を脳裏に映し出させてくれるはずだ。今回はメンバー全員にインタビューを敢行。今作の魅力に迫る。(INTERVIEWED BY EMI MORI)

●オリジナル・アルバムとしては2年振りとなりますが、アルバムの制作準備はいつ頃からされていたのですか?

中村由利(以下中村)去年はデビュー5周年という事もあってベスト・アルバムをリリースしたり、DVD や写真集を出したりという、記念作品の編集作業をしていて、それと並行しながら新譜のレコーディングをしてきたので、それが準備期間という事になるかもしれませんね。そういう意味では、制作期間が長いアルバムですし、去年作った曲から最近作ったものまでたくさん作った曲の中から選んでいるので、良いものが抽出された作品になったと思います。

●今回はシングル曲も多く入っていますが、アルバムとしてまとめる時にアルバム曲とのバランスを考えたりはしましたか?

中村特別に気を付けたという事はないですけど、ピンとくる曲ばかりを集めました。「籟・来・也」から「夢・花火」くらいに掛けての期間に、今年の秋頃にアルバムを出そうという話が出たのですが、それ以前は1曲1曲に向かって制作していたので、アルバムに対するヴィジョンも具体的にはありませんでした。今年6月ぐらいに「Anywhere」を作った時、アルバムのイメージが出来た気はします。曲順に関しては、「Anywhere」は1曲目で、最後が「WEEKEND」にするというのは最初から決まっていて、後は順番に選んでいった感じです。

●「Anywhere」のどういう所が、アルバムの主軸になると感じたのでしょうか?

中村シングルでは表現出来ない、自分達の世界観や深さ、微妙なニュアンスみたいなものが強く表れた曲かなと思ったんです。Aメロは静かでBメロで鋭くなって、サビで広がっていくという、自分達の要素がこの1曲に集約されている気がします。この曲が他の曲を引っ張ってくれて、アルバムが成立しているというか……。だから「Anywhere」を1曲目に持って来て、聴き手の人達を自分達の世界に招いて、最後「WEEKEND」を聴き終えて現実の世界に戻ってもらう感じです。

●『THE TWILIGHT VALLEY』というアルバム・タイトルは、どのようにして決まったのですか?

中村“TWILIGHT”というのは、日が暮れて夜になる瞬間の事なんですけど、その時は影が1番濃くて、1番長くなる時間帯なんですね。昼でもなく夜でもない時間というか、陰でも陽でもない時間という、グレイな部分が自分達の作る音楽の世界の深さみたいなものとリンクする気がしたんです。“TWILIGHT”の時間は一瞬ですけど、とても美しいんですね。自分達の音楽は、ロックやバラードやポップなものを歌ったりしていますが、メロディが綺麗だったり、PVやジャケットにしても常に美しくありたいという思いで作品を作って来ているので、“TWILIGHT”の時間帯が自分達の音楽の世界観にマッチしていると思ったんです。夜から朝になる時間帯にも独特の空気感がありますよね。全て寝静まっている訳でもなく街が動き出す瞬間って、エネルギーがパンパンに詰まってる感じがするんです。今回のアルバムにはそういうエネルギーを1曲1曲に込めて作って来たので、そこも“TWILIGHT”のイメージに通じるものがあると思います。

●今作によってGARNET CROWという存在が、より明確になってきた