VOL.146 LIVE REPORT「GARNET CROW livescope 2006 〜THE TWILIGHT VALLEY〜」2006.12.20 中野サンプラザ(前半)
music freak magazine Flash Back GARNET CROW 10th MemoriesP.156
●○○ From music freak magazine Vol.146
GARNET CROW
livescope 2006 〜THE TWILIGHT VALLEY〜
オリジナル・アルバムとしては2年振りの作品『THE TWILIGHT VALLEY』を引っ提げて行われたGARNET CROWのライヴ・ツアー“GARNET CROW livescope 2006 〜THE TWILIGHT VALLEY〜”。本誌では2006年12月20日に中野サンプラザで行われたライヴの模様をレポートする。
(TEXT BY AKIRA OZAWA)
2006.12.20 at 中野サンプラザ
クリスマスを目前に控えた2006年12月20日、中野サンプラザにてGARNET CROWライヴ・ツアー“GARNET CROW livescope 2006 〜THE TWILIGHT VALLEY〜”の東京公演が行われた。livescopeとしては約2年振りの公演とあって、会場に入ると、外の空気の冷たさを忘れてしまうほどの熱気が客席に広がっているのが分かる。ステージに目を向けると、中央スクリーンにはツアー・ロゴが映し出され、骨組みがむき出しになったメタル調の柱がステージ・セットとして組まれていた。メンバーが立つ場所の足元にもその骨組みが施され、今までの彼らのライヴのセットとは異なる趣きを放っている。改めて客席を見渡すと、今回のツアー・グッズの1つであるオレンジ色のトート・バッグを購入した人が席に置いたバッグがたくさん目に入ってきた。客席が『THE TWILIGHT VALLEY』のジャケットと同じオレンジで覆われているような光景だ。開演時間が近付くにつれて、客席にもピンとした空気が流れ始め、定刻を少し過ぎた頃、会場が暗転した。
サポート・メンバーが入場した後、いよいよGARNET CROWがステージに登場。ブラウンのハンチングに赤と深緑の柄の入ったシャツを着た岡本仁志、ベージュのジャケット姿の古井弘人、ブラウンのロング・コートを着たAZUKI 七、そして黒いロング・コートに身を包んだ中村由利と、4人がさっそうとそれぞれの位置に向かう。客席からの拍手が更に大きくなり、メンバーに声援が送られる中、ライヴがスタートした。オープニングを飾ったのは「Anywhere」。アルバム『THE TWILIGHT VALLEY』で1曲目に収録されている事もあり、今回のライヴがこの作品の世界をどこまで反映させたものになるのか、という期待が観客1人1人の中で膨らんでいくのが分かった。荘厳な雰囲気を帯びたまま「Rusty Rail」に突入すると、その期待が熱気に変わり、会場が徐々にヒート・アップしていく。岡本のギターが心地良く響く中、中村がコートを脱いでスパンコール地のスーツ姿になると、会場からどよめきが起こった。“やはり今回のライヴはいつもと違う……”観客の誰もがそう思った瞬間だったのではないだろうか。“今日は楽しんでいって下さい”と彼女が挨拶した後、「Holding you, and swinging」が披露される。スクリーンに映し出される歌詞の文字が無機質で、まさに言葉が迫ってくるような感覚だった。リズムに乗ってキーボードを弾く古井の姿が印象的で、観客も思い思いに彼らの音楽に身を任せてリズムをとっている。ステージと客席の距離がどんどん近付くのを感じる事が出来た。“2年振りのlivescopeへようこそ”と言う中村の表情は清々しく、本当にライヴを楽しみにしていた事が分かる。続いて披露されたのは「かくれんぼ」。赤いライトに照らされアコースティック・ギターを奏でる岡本、ロング・コートを脱いでダーク・グリーンのトップスなったAZUKIが細やかに鍵盤から音を放っていく。スクリーンには鳥居や境内など、様々な写真がフラッシュのように次々と映し出され、そこに中村の艶やかな歌声が響く。この曲の持つ不思