Es VOL.18 The musician to the musician plus Vol.11 岡本仁志(前半)
music freak magazine & Es Flash Back GARNET CROW Final MemoriesP.054
●○○From music freak Es Vol.18
Vol.11
The musician to the musician plus
岡本仁志(HITOSHI OKAMOTO)
アーティストの皆さんの音楽ルーツや影響を受けた作品を探る[the musician to the musician]。第11回目はGARNET CROWのギタリストであり、SUPER LIGHT名義でソロ活動も行っている岡本仁志さんをピックアップ! 今回はインタビュー形式でお届けします。
(INTERVIEWED BY YUKARI MATSUBARA)
●もともと音楽にハマっていったきっかけや出会いは?
岡本仁志(以下岡本):中学生ですね。ちょうどバンド・ブームというか、ホコ天とか、イカ天とかが流行っていた頃で、楽器を始める友達もちらほら出て来て。その流れで。
●最初からギターに興味を持ったんですか?
岡本:いえ。最初はドラムがやりたかったんですけど、親に "どこ置くんだ!" って猛反対されて(笑)
●何故ドラムに興味を持ったのでしょうか?
岡本:テレビつけたらバンドが演奏していて、ドラムが1番楽しそうだな〜って。単純なイメージですね。
●ドラムを諦めて中学生の時に初めてギターを手にしたわけですね。
岡本:はい。小遣いでヤマハのストラトキャスターを購入しました。アンプとギターがセットになっている、"これさえあればすぐ今からでも始められますよ!" みたいなものでしたね。
●最初はコピーから始めたんですか?
岡本:そうです。初心者用の教則本を見て、CD聴きながら指示された通り弾いてみると、"本当にちゃんと出来るんだ〜" みたいな感じで(笑)
●その頃聴いていた音楽やコピーしていたアーティストは?
岡本:特定のアーティストというよりは、その頃流行っていたブルーハーツ、ユニコーン、BOØWY、X等、いわゆるクラスでみんながよく聴いているメジャーな音楽ばかりでした。洋楽も聴いてはいましたけど、コピーするにあたってはとりあえず邦楽でしたね。
●そこから高校に入ってバンドを組むようになったのでしょうか?
岡本:そうですね。スポーツ系の部活をやりながらですけど、学祭の時期にはバンド組んでるっていう。僕はギター小僧ではなかったので、始めのうちは音楽だけっていうスタンスではなくて他の事もやりつつだったんですけど、高校の途中で、"来年からもうスポーツやめますわ〜" 的な感じで(笑)、完全に音楽にシフトしていきました。
●そんな中で、今回お持ち頂いた作品がからんでいくのかと思いますが、まず意外だったのがオフコースでした。
岡本:これは自主的に聴いていたというよりは、オカンが好きでよく家で流れていたんですよ。小学校の低学年位かな。車でもよく掛かっていました。
●幼少期からよく聴かれていたという事で、すごく影響を受けていると感じる部分はありますか?
岡本:どうでしょう? 影響を受けているか受けていないかって聞かれると正直自分ではよく分からないですけど、何が音楽ルーツかって聞かれたら、やっぱりこれが最初なんですよね。その後になると、小学校の高学年位に兄貴が聴いていたボン・ジョヴィとか、マイケル・ジャクソンとか。
●オフコースは声が良いなとか、良い曲だなとか感じながら聴かれていたのでしょうか?
岡本:勿論今でも良い曲だなって思いますし、当時も同じ曲が何度掛かっていても、幼いながらに全く苦痛に感じていなかったので、嫌いではなかったんだと思いますね。
●年代で追っていくと、次はニルヴァーナになりますかね。
岡本:そうですね。オフコースからニルヴァーナの間はかなり空きますが、今回持って来た中では次がニルヴァーナになりますね。これは高校の真ん中位から大学受験の頃によく聴いていました。
●すごく有名なアルバムですね。
岡本:こういうルーツを探ろう的なコーナー、実は苦手で(笑)、かっこつけて幅広く色んな音楽を選ぼうと思えば選ぶ事も出来たんですけど、それもなんかちょっと嫌だなって(笑)。正直に超ドストライクに選ぶとすると、やはりこのニルヴァーナの『ネヴァー・マインド』は外せませんでした。このアルバムは、もう世界的っていうか地球的名盤ですよね。とんでもなく良い作品です。同じ年代の人はみんな聴いていたんじゃないですかね。
●どの辺が岡本さんの中で響いたんですか?
岡本:当時はグランジ・ブームがあって、ニルヴァーナの他にもパール・ジャムとかも聴いていましたけど、ポップっていうか、分かり易いメロディで、あと重めのギターとか、力がみなぎる感じが気に入ったんじゃないですかね。その頃は洋楽でいうと、エクストリームとかミスター・ビッグとか、ボン・ジョヴィとか、いわゆるギターをやっている人なら誰でも聴いているだろうという音楽とは違う魅力をニルヴァーナに感じました。
●自分でこういう音楽をやってみたいと思いましたか?
岡本:オリジナルとしてやりたいとは思わなかったですね。ニルヴァーナで完結しちゃっていますから、マネしても無理だろうって。
●今でも『ネヴァー・マインド』は聴かれますか?
岡本:聴きはしませんね。でも自分にとっては戸棚にずっとしまっておきたい1枚。まさに青春時代の1枚ですね。ちょうど受験の頃と重なっているので、"う〜、どうにもならね〜" みたいな気持の時に聴くと、思い出と繋がる部分がありますね。
●受験の頃、既に将来はプロとして音楽をやっていきたという気持ちは持っていたんですか?
岡本:いや、現実的に考える様になったのは大学に入ってからですね。とりあえずは大学に無事入学して音楽を自由にやりたい! って気持ちが強かったです。
●続いてはサマー・キャンプでしょうか。
岡本:はい。これは大学に入ってからすごくハマった作品です。音楽好きな友達がおすすめしてくれて。いわゆるこういう系のアーティストは、当時パワー・ポップって表現されるものが多かった