Es VOL.43 [livescope 〜THE FINAL〜]大阪公演 LIVE REPORT(後半)
music freak magazine & Es Flash Back GARNET CROW Final MemoriesP.096
●○ From music freak Es Vol.43
が、あの時のインパクトと言ったら、今でも忘れる事の出来ない衝撃的なものだった。部屋でじっくり聴く音楽と思っていた彼らの作品は、クオリティの高い演奏力と、存在感溢れるヴォーカル力により、ライヴ(生)で聴くGARNET CROWの魅力を与え、あっという間に多くのリスナーを虜にしてしまったのだ。筆者に関しては、もうこの「call my name」1曲ですっかりハマってしまって、以来彼らのライヴは欠かさず足を運んできたのだけれど、きっとここに居る誰しもが筆者同様、それぞれに思い入れの曲があって、曲ごとにその時の想い出を蘇らせながら、このライヴを楽しんでいたのだろう……。
続く「世界はまわると言うけれど」「Yellow Moon」は、彼らの真骨頂とも言える憂い、せつなさ、儚さを纏ったマイナー・ミディアムチューン。じっくり聴かせた後は、ラスト3曲をノンストップで! 「ふたり」のイントロでは古井、AZUKIもステージ前方に繰り出しHey! Hey!と身体全体で客席を煽る。続く「Smiley Nation」では、この日初めて中村がステージを左右何度も移動しながら盛り上げる。お約束のサビ部分でマイクを向けると、オーディエンス達はこれまでのどのライヴよりも大きな声で応えていた。そして本編ラストは期待通り「今宵エデンの片隅で」。こちらも定番となっているサビの大合唱とJUMP!で、忘れられない最高の時が刻まれていった。晴れやかな表情で会場を見渡しながら演奏するAZUKI、古井、岡本。何度も"ありがとう"と叫ぶ中村。別れの時は刻一刻と迫っているというのに、そんな事は忘れてしまう程の快感が身体の中を駆け巡っていった。
メンバーがステージを後にするやいなや、アンコールの荒らしが巻き起こり、しばらくしてツアーTシャツに着替えたメンバーが登場すると、悲鳴にも似た大歓声が上がった。
"アンコールありがとうございます!"と一度言った中村だったが、今一度噛み締める様に、"皆さん……、アンコール、本当にありがとうございます!"と感謝の意を表す。このまま感傷的な雰囲気に包まれるのか?とおもいきや、ここからまたいつも通りグッズ紹介コーナーへ。
そして、"最後は私達から皆さんへ13年間の感謝の気持ちを込めまして、ここで未発表曲を1曲聴いて頂こうと思います"と告げて「バタフライ・ノット」を披露。美しく繊細なメロディ・ラインと、重厚感溢れる緻密なアレンジ、優しくおだやかなイントロのピアノに、泣きのギター・フレーズ……と、聴き所満載のGARNET CROWらしさ溢れる1曲だった。
さらに、後悔を一切残さない様にとばかりに、もう1曲。タオルを振り回して盛り上がった「Fall in Life ~Hallelujah~」。共に歌い、共に笑い、共に作り上げたラスト・ライヴは、見事完全燃焼の様相を呈していた。
が、しかし、やはりまだまだ終われない。もっと一緒に居たい。あの曲を聴くまでは帰れない! そんなファンの想いに応えてダブル・アンコールへ。
"私達は2000年にデビューしてから今迄ノンストップで駆け抜けてまいりました。それもここに来てくださっているファンの皆さんのおかげだと思っております。本当に13年間多くの温かい声援ありがとうございました。私達は解散しますけれど、楽曲は生きています。皆さんの心の中でふとした瞬間、また皆さんの人生の節目の瞬間に私達の楽曲が流れて、そして皆さんの人生がもっともっと実り良いものである様に。そう願っております。これからも私達が作り上げて来た作品をどうぞ大切に聴いてください。よろしくお願いします。"
メンバーを代表して中村からラスト・メッセージが語られる。こらえ切れずに涙がこぼれるオーディエンス達。しかし次の瞬間……、
"今まで支えてくれたファンの皆様、15年間どうもありがとうございました!"(本当は13年間)と言い間違えてしまい、会場から思わず笑いが。一度は"13年間ありがとうございました!"と、言い直して気を取り直したものの、何とまたもや、"最後に聴いて頂こうと思う曲は、私達が皆さんに知ってもらえるきっかけになった、大切な曲を聴いて頂こうと思います。15年間の感謝の……"と、
言い間違え、赤面する中村に向けて、会場からは"あと2年やって~" "15年まで続けよう~!"と、あちらこちらから飛び交った。
"なんで15年って言っちゃうんだろう!"と落ち込む中村に対して、岡本が"下積みやね"と笑い、"下積みも入って15年! いいんじゃないですか!"と古井がフォロー。そんなメンバーのやりとりを、AZUKIは愛おしそうな眼差して眺めている。らしいと言えば、GARNET CROWらしい光景に観客は惜しみ無い拍手を送り、よりアットホームな空気に包まれた所で、改めて、
"13年間の感謝を込めて歌いたいと思います。皆さん本日はどうもありがとうございました。そして、どうぞお元気で!!"そう叫び、「夢みたあとで」を全身全霊で届けた。
全ての演奏が終わり、メンバー4人は最後まで涙は見せずにやりきったという晴れやかな笑顔で、何度もお辞儀をし、手を振って、感謝の思いを伝えていた。カーテンコールは幾度と続き、別れを惜しむオーディエンス達に、あくまで明るく楽しく振る舞うメンバー。幕はやがて開かなくなり、無情にも終了の場内アナウンスが。しかしオーディエンス達は席を離れる事はなく、客だしBGMに合わせて「Fall in Life ~Hallelujah~」「今宵エデンの片隅で」を本番さながらに大合唱。それはまるで卒業するメンバーを明るく送り出すかの様に見て取れる感動の光景だった。
アンコールを含め全25曲は、年代的にも、曲調的にも、非常に緩急押さえたバランスの良いセット・リストで、GARNET CROWの魅力をふんだんに味わえるファンとしても十分納得のいく内容だったと思う。しかし きっと、"あの曲を最後に聴きたかった"という曲がそれぞれにあっただろう。「スパイラル」「君という光」「僕らだけの未来」「水のない晴れた海へ」「未完成な音色」「英雄」……と、まだまだ数え切れない程彼らには名曲が多いのだ。だが中村が言う通り"楽曲は生き続ける"。これからも様々な場面で彼らの音楽が私達の人生に彩りを与えてくれる事だろう。
多くを語らず、音楽で全てを表現し、圧倒的な説得力を持って魅力し続けてくれたGARNET CROW。最後まで自らの美学を貫き通した彼ら4人に、今はただ"お疲れさま"、そして"ありがとう"と言いたい。
(TEXT BY YUKARI MATSUBARA)
リクエスト・ベスト&LAST LIVE DVD
10月9日 同時リリース!!
◆◆◆◆◆◆◆◆【リクエスト・ベスト】◆◆◆◆◆◆◆◆
インディーズ・ミニ・アルバム『first kaleidscope ~君の家に着くまでずっと走ってゆく~』から、最新アルバム『Terminus』までの間に発表された全曲の中から、皆様のリクエストをもとに選曲。
●『タイトル未定』2013.10.9 Release !!
GZCA-5256~5257 ¥3,200(tax in)
[CD 2枚組予定]
※投票受付終了
◆◆◆◆◆◆◆◆【LAST LIVE DVD】◆◆◆◆◆◆◆◆
GARNET CROW 13年の活動を締めくくるラスト・ライヴ[GARNET CROW livescope ~THE FINAL~]の映像化が決定!
最終公演日となる6月9日(日)大阪公演の模様を収録予定!
●『タイトル未定』2013.10.9 Release !!
GZBA-8026~8027 ¥5,775(tax in)
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GARNET CROW オフィシャル・スペシャルBOXセット、豪華パッケージ仕様で登場予定!
【完全予約限定生産】【永久保存版】
全ての楽曲及び貴重な映像作品、写真集等、豪華な内容で制作予定です。
※CD SHOP での取り扱いはございません。
CD SHOP他各店舗へのお問い合わせはご遠慮ください。
詳細は決定次第、オフィシャルサイトにてお知らせ致します。
■OFFICIAL WEBSITE:http://garnetcrow.com/