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VOL.134 hills パン工場 LIVE REPORT vol.22「OKAMOTO NIGHT」

music freak magazine Flash Back GARNET CROW 10th MemoriesP.128

●○○ From music freak magazine Vol.134

斉田才の
hills パン工場LIVE REPORT!

vol.22

みなさん、明けましておめでとうございます。いよいよ2006年、このhillsパン工場THURSDAY LIVEレポートも22回目、パン工場ライヴも3周年が近づいてきた。そんな中、パンライヴにも暗黙の伝説なるものが語り継がれるようになってきた。いわく、GIZA系アーティストの大きなライヴが近づくと、その前にそのアーティストは必ずhillsパン工場に出演する!? かどうかの真偽はさておき、さて、今回は昨年12月8日に行われたOKAMOTO NIGHTの模様をレポートしよう。

★OKAMOTO NIGHT★ メイン・アクト:岡本仁志 ゲスト:中村由利、AZUKI 七、古井弘人

2005年12月8日

 一昨年よりスタートし、95年は3月、6月と行われ、今回で3回目となるOKAMOTO NIGHT。GARNET CROWのギタリストであり、また自身もソロ・アーティストとして活躍する岡本仁志プロデュースの一夜は、多彩なゲストと“おかもっち”こと岡本仁志の優しげなパーソナリティとが織りなす、アットホームなライヴとして定評が高い。そんな中で、今夜はすでに告知済みで、ゲストにGARNET CROWの他メンバー3人が名前を連ねているのだから、チケットは早々に完売。超満員に膨れ上がった会場で、定刻通りOKAMOTO NIGHTが始まった。
 不穏なSEに導かれてメンバーが登場。最後に現れた岡本がオープニングに演奏したナンバーは、自身の2ndソロ・アルバムより「静寂の間に」。続いて軽い挨拶を交えて「翼」。そしてもうすっかりOKAMOTO NIGHTではおなじみバッドフィンガーのカヴァー曲「no matter what」となかなかシブ決めの選曲。始めからあおるでもなく、淡々とマイペースなナンバーを続けるのが岡本流。続くMCでもワールドカップの話とオチのないネタで締めくくったかと思うと、次はガツンと「Autumn Sky」「First Fine Day」とオリジナルのロック&ポップなナンバーで攻めてくる。ハードなギター・サウンドとゆる〜いヴォーカルのあんばいも独特。この何とも言えない岡本ワールドに一度ハマってしまうとたまらないんだ、これが。

 「次の曲で岡本コーナーは終わりです。続いてはお待ちかね、GARNET CROWです」と涼しげに言い切る大胆キッチュな岡本は、7曲目に自身のUKルーツを感じさせるメロディック・ギターポップな「LOST CHILD」を演奏し、その後中村、AZUKI、古井を呼び込んだ。これでGARNET CROWの一丁あがり。でも、ほんとこの4人が集まると、ステージ上が急に華やいで不思議なオーラを発し始めるなぁ。

 4人がまず奏でたのは初期のナンバーから「flying」。そして中村、AZUKIの思い出深い「忘れ咲き」へ。おおっ、今夜はシングル攻勢で来るかと思いきや、続くコーナーでは「未完成な音色」「水のない晴れた海へ」「Holy ground」と、カップリング曲やアルバム収録曲のダークなトーンのナンバーで構成。この辺りのナンバーは、ほんとっ、ガーネットの真骨頂という感じもあり、ただただ熱気に満ちた会場も聴き入るのみ。オイし過ぎる選曲だ。

 中村由利のMCでは、GARNET CROW95年1年間の5周年を記念した活動の回想トークが聞かれ、また翌週に控えたプレミアム・ライヴの抱負など、本当に充実した活動を続けてきたんだなと思わせる事しきり。確かに、バラバラの個性を持ったプロフェッショナルが集結して始まったガーネットも、5年経って見ると非常にまとまったバンド感がある。特にこういった小さなライヴ会場での生身の演奏を聴くと、各メンバー感の厚い信頼がそのまま音になって現れている(バンド・メンバーも含め)。

 さぁ、そして、あっという間のライヴ後半は、なんとノンストップで6曲も演奏! 「夢みたあとで」に始まり、途中新曲の「晴れ時計」も。そして本編最後は「僕らだけの未来」のアップなナンバーから「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」と鮮やかに決めてくれた。プレミアム・ライヴ前だというのに、こんなに出し惜しみなく新曲まで初披露しちゃっていいんかい? と、こちらが焦るほどのサービスぶり。もちろん、熱烈なコールにうながされてアンコールも2曲、新旧のナンバーを披露してくれた。

 全編でトータル90分は演奏しているはずなのに、なんだかまだ足りない。やっぱり、このベスト的な選曲はたまらない。だけどまだ物足りない。プレミアム・ライヴへの期待感を否が応にもかきたてられて終了した一夜となった。

<岡本仁志>
1. 静寂の間に/岡本仁志

2. 翼/岡本仁志

3. no matter what/Bad Finger

4. Autumn Sky/岡本仁志

5. First Fine Day/岡本仁志

6. Nowhere Near/岡本仁志

7. LOST CHILD/岡本仁志

<GARNET CROW>

8. flying/GARNET CROW

9. 忘れ咲き/GARNET CROW

10. 未完成な音色/GARNET CROW

11. 水のない晴れた海へ/GARNET CROW

12. Holy ground/GARNET CROW

13. 夢みたあとで/GARNET CROW

14. 千以上の言葉を並べても.../GARNET CROW

15. 晴れ時計/GARNET CROW

16. 二人のロケット/GARNET CROW

17. 僕らだけの未来/GARNET CROW

18. 君の思い描いた夢 集メル HEAVEN/GARNET CROW

ENCORE

encore-1 Mysterious Eyes/GARNET CROW

encore-2 スパイラル/GARNET CROW

岡本仁志

中村由利

AZUKI 七

古井弘人