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VOL.136 Valentine Live REPORT in hills パン工場

music freak magazine Flash Back GARNET CROW 10th MemoriesP.129

●○○ From music freak magazine Vol.136

Valentine Live REPORT in hillsパン工場
-GARNET CROW-

■2月13日(月)、14日(火) G-NET presents Valentine Live 2006
出演:GARNET CROW

【SET LIST】1. 夏の幻 2. flying 3. Mysterious Eyes 4. 夕月夜 5. 未完成な音色 6. 忘れ咲き 7. Sky 8. 水のない晴れた海へ 9. Holy ground 10. クリスタルゲージ 11. Last love song 12. 君の家に着くまでずっと走ってゆく 13. in little time 14. 晴れ時計 15. 夢みたあとで 16. 二人のロケット 17. ブルーの森で 18. 恋することしか出来ないみたいに 19. 僕らだけの未来 20. 君の思い描いた夢 集メル HEAVEN
ENCORE encore-1 籟・来・也 encore-2 スパイラル

 昨年暮れのプレミアム・ライヴ2DAYS(at 大阪市中央公会堂)以来、その動向が注目されていたGARNET CROW。2006年度最初のお披露目が、このバレンタイン・ライヴとなる。
 MCに導かれて、まずはサポート・バンド・メンバーが登場。続いて岡本仁志が、AZUKI 七が、古井弘人が、そして中村由利が次々と登場。ドラマー山口“PON”昌人のカウントに続いてオープニングで披露されたのは爽やかな「夏の幻」。

 本日のメンバーは、赤白チェックのハーフコート姿の中村を除いて、後の3人はラフな黒シャツ系姿。昨年のプレミアム・ライヴの時とは、また対照的なカジュアルな姿で、ライヴ・ハウスの距離感の近さと相まって親近感が湧いてくる。

 「皆さ〜ん、GARNET CROWのライヴへようこそ。今日はこのライヴ・ハウスが震えるくらい盛り上がって楽しんでいって下さい」

 中村の第一声から、懐かしめの「flying」「Mysterious Eyes」。さすがにこのメンバーでのこの辺の楽曲は、余裕の演奏とコンビネーション。集まったファンを早速魅了していた。

 「立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日々が続きますが〜、段々昼間の時間が12月22日の冬至の時よりも長くなって、ロシアのサンクト・ペテルクブルグではもう3時間以上も長くなっているそうです〜、そんな季節が暖かくなったらこんな景色をまた見てみたいですよね」

 そんな中村のMCを続けて、AZUKIのピアノが流麗に「夕月夜」のイントロを奏で、今度はしっとりした展開へ。続く2曲もAZUKIのピアノと古井のキーボードのコントラストが彩りをなして、ガーネットのたおやかな音楽観を響かせる。中村の癒しヴォーカルに、会場は心に染み入る静かな感動に包まれていく。

 ここで3度目の中村MCはちょっとお茶目に、会場とのやりとり。

 「私達GARNET CROWは、メジャー・デビューする前にインディーズでも作品を1つリリースしているんですが、次はその中から1曲、皆さんリクエストは?」

 その問いに「A crown」「永遠に葬れ」といったリクエストを上手くあしらい、予め予定していた?であろう「Sky」が登場。岡本のアコースティック・ギターの音色も暗く響く叙情的なナンバーは、小さなライヴ・ハウスならではの雰囲気を醸し出していた。続けて「水のない晴れた海へ」「Holy ground」とアルバム収録のマニアック系ナンバー披露も、FC限定ライヴならではの重い楽しみ。じわじわ音楽が浸透していくこのライヴ感は、GARNET CROWの1つの魅力でもある。

 「続いては、ソロ6年目を迎える岡本仁志さんです!」

 中村の呼び掛けに、思わずはにかんだ表情で答える岡本、「クリスタル・ゲージ」をひょうひょうと歌いこなしてくれた。そうして中盤からの流れは徐々に明るさとスピードを取り戻して5曲連続。このブロックでの最後は、最新シングル曲「晴れ時計」で爽快に締めくくった。

 さぁ、ここからは後半戦。「夢みたあとで」から徐々に始まり「二人のロケット」でいよいよ盛り上がり、2曲のアルバム・ナンバー・メドレーを経て、やっぱりライヴのクライマックスはこれ! 刺激的なギター・リフと情熱的なサウンドは「僕らだけの未来」。さらに立て続けに、最後はフレッシュな「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」で締めくくれば、さすがにそれまでじっと歌声に耳を傾けていたオーディエンスも拳を振り上げずにはいかなかった。硬軟、静と動のナンバーを巧みに使い分けて繰り出すガーネットならではのライヴ空間は、今年もますます健在なのだった。

 そして、アンコール。やっぱり、彼らは新曲をどこよりも誰よりも早く、ライヴのオーディエンスに届けるのを信条としているのだ。今回も、3月1日リリースの新曲「籟・来・也」を初披露。初めて聴くその雄大なサウンド、深い感動を呼ぶ詞の世界観、心震わすその歌声にGARNET CROW6年目の確かなる進化を感じ取った。この楽曲は彼らの名曲の1つに連ねられるのはもはや間違いない。

 最後の大団円には「スパイラル」が用意されていた。この前半ミディアムからアップ・テンポにチェンジしていく力強いナンバーの、最後のサビをこれでもかと繰り返し、メンバーも誰もが笑顔で我を忘れていく様子は、本当に清々しい余韻を残してくれた。

 昨年は、デビュー5周年で1つの区切りとして様々な動きを見せてくれたGARNET CROW。このFC限定ライヴを体験すると、まだまだ彼らの飽くなき音楽への探求心は途切れる事なく、今年も旺盛である事を体感させられた。早くも次の一手を待ち望んでしまいましたよ、僕らは。