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VOL.164 27th Single「夢のひとつ」中村由利インタビュー(前半)

music freak magazine Flash Back GARNET CROW 10th MemoriesP.166

●○○From music freak magazine Vol.164

GARNET CROW

New Single「夢のひとつ」2008.8.13 On Sale !!

GARNET CROWがニュー・シングル「夢のひとつ」を8月13日にリリースする。今年3月に発表された6枚目のアルバム『LOCKS』から約5ヶ月振りの作品となるこの曲は、美しいメロディの中に儚さが漂うミディアム・ナンバー。別れを決意しながらも揺れ動く心を抱えて前に進もうとする主人公の姿が描かれた歌詞が印象的で、アコースティック・ギターの音色やストリングスらが織り成すサウンドが聴き手の心にじんわりと染み込んでくる仕上がりになっている。後に続く、夕暮れの夏を連想させる「Love Lone Star」やメリハリの効いた展開が魅力の「短い夏」は、GARNET CROWらしいサウンド・アプローチが施されたサマー・ソングになっており、3曲通して聴く事で、心地良い夏の風を感じられるはずだ。今作をリリース後には、初めての夏ライヴを控えているGARNET CROWの中村由利に、今回のシングル、そしてライヴについて話を聞いてみた。

●今回のシングル「夢のひとつ」は夏が感じられる1曲になっていますが、最初はどういうイメージで作られたのでしょうか?

中村由利(以下中村)この曲はアルバム『LOCKS』が出来上がって、制作作業に戻って作った曲の中の1つです。『LOCKS』でやり遂げたという気持ちが大きかったので、その後しばらく曲を作らない時期があったんですけど、そこから新たに曲を作ろうと思い始めて作った曲なので、気負いもなく清々しい気持ちで作れました。だから、今の自分達がすごく出ているんじゃないかと思います。そういう意味では、私達も愛着がある1曲ですね。

●この曲をシングルとして選んだ決め手は何だったのでしょうか?

中村この曲の他にも何曲か作っていて、そこに「ゴルゴ13」のエンディングテーマのお話を頂いたんですけど、そこでイメージに合うものという事でこの曲を選んだという感じです。そこからアレンジや歌詞も二転三転して、その度に歌い直したりしていって今の形になりました。最初この曲にはDメロがあって、そこに歌詞も付いていて歌入れもしたんですけど、出来た段階で聴いてみたら、メインが2つあるというか、Dメロがある事でサビの印象が薄れてしまっている気がしてもったいないという話をみんなでしたんです。そこで思い切ってDメロをカットしちゃおうという方向に進んだんですけど、Dメロ自体は結構良いメロディなので"例えばギター・ソロでDメロを弾いてみたら?"と冗談みたいな感じで言って、実際にそれをやってみたら良い感じだったので、採用する事になりました。だから、実はこの曲に入っているギター・ソロはDメロのメロディなんですよ。そういう面白い事があったりもしました。その他にも、サビ前のブレイクもデモの時は付いてなかったんですけど、エンディングテーマになる事が決まってから、キャッチーで分かりやすいものを取り入れた方が良いよねという所で、サビ前にブレイクを置いて、次にサビが来ますよというワクワク感を出したりしました。あとこの曲は結構転調しているんですけど、その転調感もどの辺りに落ち着かせるかという事で何パターンも歌ってみたりとか、声の響き方にしても高過ぎてもダメだし低過ぎてもダメだしという所で色々試してみたりもしました。だからシングルにすると決まってから、アレンジも歌詞も歌も構成も、作っていく中でどんどん変わっていったという感じですね。

●今までのGARNET CROWの曲も練り上げて作っていく形が多かったと思うんですけど、今回は特にそうだったと?.

中村そうですね。初っぱなから色々と……。それは良くないから練り直すというよりも"これでも良いんだけど、更に良くするには……"という風に、みんなからアイディアがパーッと出てきたのでそれで作り上げていったという感じです。Dメロの話やサビ前のブレイクにしても、足したり引いたりする事で出来上がっていったものなので、何でも詰め込めば良いという訳じゃないんだという事を実感しました。自分が作ったデモは言葉も適当な英語で歌っているだけなのでメロディだけしか聴こえてこないんですけど、歌となったら実際に歌詞が付いて言葉が乗る訳なので、そこで気が付く事はすごく多いですよね。