Es VOL.4 New Single「Over Drive」中村由利・岡本仁志インタビュー
music freak magazine & Es Flash Back GARNET CROW Final MemoriesP.014
●○○From music freak Es Vol.4
GARNET CROW
3月29日にデビュー10周年を迎えたGARNET CROW。ライヴ・ツアー[GARNET CROW Happy 10th Anniversary livescope 2010 〜THE BEST TOUR〜]も大盛況のうちに幕を下ろし、アニバーサリー・イヤーを駆け抜けている彼らが、10周年第1弾シングルとなる「Over Drive」を4月14日にリリース! この曲は4月17日より全国東宝系ロードショーとなる劇場版[名探偵コナン 天空の難破船]主題歌として書き下ろされた、上質ミディアム・ナンバー。浮遊感と開放感、そして包容力と切なさを帯びたサウンドが堪能出来る楽曲に仕上がっている。初夏の香りも含んだ今作について、中村由利と岡本仁志に話を聞いてみた。
(INTERVIEWED BY EMI MORI)
New Single「Over Drive」2010.4.14 Release !!
●ニュー・シングル「Over Drive」は、ベスト・ツアーでひと足先に披露されていた曲でもありますが、いつ頃から制作に取り掛かっていたのでしょうか?
中村由利(以下中村):まず劇場版[名探偵コナン]の主題歌のお話を頂いて、去年の11月位から作り始めました。映画の制作チームの方からは、青い空や爽やかな風、その他にも映画の中に飛行船が登場するので "浮遊感"、映画ならではの "壮大感" とか、いくつかのキーワードを頂いていたので、それに添って作っていく感じだったんです。曲を書き下ろしては歌詞を付けレコーディングしたものを映画制作担当者の方に聴いてもらうという作業を繰り返して、作り始めてようやく5曲目で採用されました。それがこの「Over Drive」です。だからこの曲はコナンのスタッフさんと一緒に作り上げたものでもありますし、自分達も劇場版スタッフの一員になった気持ちです(笑)。制作チームの方の楽曲のイメージがしっかりしていたので、そういう意味でも今までにないタイプのナンバーになったと思います。どこをピック・アップしても映画の世界観を踏まえた展開になっているので、自分にとってもすごくやりがいのある楽曲になりました。結果的に同じテーマで5曲作った訳で、出来上がるまでが大変だった事もあって、鍛えられましたね。
●この曲は初夏をイメージしているのでしょうか?
中村:そうですね。映画の公開日がまさにその時期なので、意識はしています。映画の主題歌という部分を除いてGARNET CROWの新曲として聴いても、外に出掛けたくなる様な曲になっていると思います。だから、青空の下で太陽の光を浴びながら聴いてもらいたいですね。
●この曲の中で、特に気に入っている箇所はありますか?
中村:最初のテンポがゆったりとした部分が好きですね。テンポ・アップする前のストリングスと絡んでいく所もすごく気に入っています。ここでは浮遊感はもちろん、蘭ちゃんと新一君の恋愛模様を思わせる "切ない感じ" も出したくて、こういう形にしたんですけど、それが制作スタッフさんにも気に入ってもらえたみたいで、劇中で流れるヴァージョンは最初の部分はアカペラになっているので、それも劇場で聴いてもらいたいです。
岡本仁志(以下岡本):頭のバラード・セクションから本来の曲のテンポに移り変わる絶妙さ加減が気に入っています。ここはめちゃくちゃ難しいんですけど、聴き慣れてくると "このテンポで正解だったんだな" としみじみ思いました。
中村:この曲をライヴで披露すると、テンポ・アップの部分でお客さんがちょっと戸惑っているのが分るんですよね。バラードだと思って聴いていたら、いきなりテンポが変わるので慌てて手拍子を始める……みたいな(笑)。サビは裏打ちのリズムでノリやすいので、ライヴでは皆さん手を振ってくださいます。突き抜けた感じがするから歌っていて気持ちが良いです。
●歌う時に特にこだわった箇所はありますか?
中村:さっきも話に出ましたけど、劇場版ヴァージョンは頭の部分がアカペラなので、テンポも含めすごく気を付けました。ブレスが大き過ぎたり長過ぎたりすると目立つので、曲の妨げになるんじゃないかとか……。ブレスをして "風" という言葉を発する間合いには気を付けましたね。
●この曲の中で、岡本さんが特に気を付けてギターを弾いた部分は?
岡本:ポイントは頭の部分のアコースティック・ギターのアルペジオで、キラキラした感じを出しました。後はリードを気持ち良く。程良いビブラートにして濃い感じにならない様に気を付けましたね。"メロディをギターが弾くんだ!" というのではなく "このメロディをギターが弾いているんだ" という感じで。
●歌詞もキーワードをもとにAZUKIさんが書かれたとの事でしたが、気に入っている言葉はありますか?
中村:実は "Kiss" という言葉を歌詞に入れて欲しいというのが、制作スタッフさんからのリクエストであったんですけど、始めの部分でもう出たのは、ちょっとビックリしました。メロディ同様、どこを切り取ってもコナンの世界観が伝わる様にという意味では、歌詞もそうなっていると思います。映画のシーンが詰まっている歌詞なので、私も早く映画を観てみたいです。
岡本:映画をしっかり観て、最後にじっくり曲を聴きたいですね。
●「la-la-la それから1・2・3」をカップリングに収めようと思った決め手は?
中村:「Over Drive」が外に出たくなる様な曲だったので、その勢いでもう1曲聴きたいなと思って、この曲を選びました。この曲も家の中で聴くというよりも外で聴きたい曲で、元気をくれるパワー・ソングにピッタリだと思って……。曲自体は去年の11月頃からあったもので、今年2月に最終的な仕上げの作業をして出来上がりました。自分達がいつも通りに作ったタイプの曲なので、4人の個性がしっかり出ているGARNET CROWらしいナンバーだと思います。
●岡本さんのギターも聴き所になっていますよね。
岡本:そうですね。リードを弾いている箇所が多いですね。一気にレコーディングしたので勢いは詰まっていると思います。
中村:歌も勢いで録っています。ライヴの間にレコーディングを行なったので、高いテンションで臨めました。
●高いキーのコーラスが入っていましたが、それも勢い?
中村:そうです。あれは1オクターブ上のキーなんですけど、勢いで入れちゃいました(笑)。もともとコーラスもここまで入れる予定じゃなかったんですけど、レコーディングしているうちに気分がノってきちゃって、最終的に沢山入れてしまいました。サビ部分も何かしらコーラスが入っているので、そこも注目して聴いて欲しいですね。
●歌詞で気に入っている所は?
中村:"雨にも負けた 風にも負けた それでも歩いた" という所ですね。"負けた" と言って "でも頑張る" みたいな所に続いているのがGARNET CROWらしいというか、AZUKI 七ワールドだなと思いました。海馬と書いて "きおく" と読むのは、衝撃でした。
岡本:最初にタイトルを見た時に、すごくインパクトがあってビックリしました。これもAZUKIさんじゃないと出ない言葉だなって。
●制作状況が違う中で出来上がった曲が、こうして1枚のシングルに収められた訳ですが、改めてどう思いますか?
岡本:ベスト・ツアーが終わり、祭りが終わった感じの時期に、また新しいものが出せるというのは、すごく嬉しいです。
中村:知らない間に楽曲の引き出しが増えたという感じです。新しいGARNET CROWのサウンド・アプローチを聴かせる事が出来て良かったと思います。10周年をこういう明るい曲で幕開け出来て、縁起が良いですね。ミュージック・クリップはすごく爽やかな4人が出ているので、注目してください(笑)
New Single「Over Drive」4.14 Release !!
GIZA studio
※「Over Drive」
全国東宝系ロードショー[名探偵コナン 天空(てんくう)の難破船(ロスト・シップ)]主題歌
【収録曲】
1. Over Drive 2. la-la-la それから1・2・3
3. Over Drive -Instrumental-
【初回限定盤:CD+DVD】
GZCA-7155 ¥1,260(tax in)
★[名探偵コナン]裏ジャケット仕様
★DVD:「As the Dew」Music Clip Director's Cut収録
【通常盤:CD】
GZCA-7156 ¥1,050(tax in)
★ 特典:[名探偵コナン]カード封入
(GARNET CROWオリジナルFLASH待受プレゼント用QRコード付)
※裏ジャケットとカードは、それぞれ別絵柄を使用!
■ OFFICIAL WEBSITE www.garnetcrow.com
●お刺身が苦手だったという中村由利さん。今回のツアーで北海道を訪れた時、美味しいお寿司を食べて、ナマものを克服したそうです。