Es VOL.9 more GARNET CROW life Vol.9 「好きなPV BEST10」撮影秘話(前半)
music freak magazine & Es Flash Back GARNET CROW Final MemoriesP.036
●○○From music freak Es Vol.9
GARNET CROW 10th Anniversary Special
more GARNET CROW life vol.9
NO.1 涙のイエスタデー
NO.2 Over Drive
NO.3 夢みたあとで
NO.4 花は咲いて ただ揺れて
NO.5 As the Dew
撮影秘話
1位「涙のイエスタデー」
この楽曲はGARNET CROWにとって記念すべき100曲目の作品でした。そこで、堅苦しく装うのではなく、小さなお祭り騒ぎ的に盛り上がろうという話になり、今までと少し違うタイプのジャケットを作ってみようかという事になったんです。それまではクールな表情の写真が多かったのですが、記念のCDですし、笑顔の写真を撮って、ビートルズのドーナツ盤みたいなデザインにしてみようかという企画でまとまりました。そうこうしているうちにディレクターから、"PVに関してもジャケットの雰囲気をそのまま映像にしてみたいな〜" という意見が持ち上がり、それなら60年代頃のアメリカのテレビ番組のシチュエーションをモチーフにメンバーが演奏しているシーンを撮影したら面白いのではないかという事になりました。
全体の構成としては単純にメンバーの演奏シーンだけではなくて、外国人の司会者の方にご出演頂いたり、ジャグリングの演出等も加える事によって、より陽気で明るい雰囲気のPVに仕上げていきました。結果、撮影現場も終始笑みのこぼれるとても良い雰囲気で、メンバーの表情も和やかで、良い映像が撮れたのではないかと思います。またGARNET CROWはわりとシックなイメージの衣装が多いと思うのですが、この時は出来るだけカラフルにしようという事で、メンバーそれぞれ違う色のカラフルな衣装を着て頂きました。
2位「Over Drive」
まず楽曲の持つ爽やかなイメージを映像でも表現したいなという所から始まりました。GARNET CROWはどちらかと言うと、重厚感があってしっとりというイメージがクローズ・アップされやすいと思うのですが、この作品はもっとポップで軽やかなイメージに持っていきたいなと思いました。いくつも小さな窓が登場し、その中に違う世界が展開していくという演出になっていますが、ディレクター曰くこの窓はドラえもんの "どこでもドア" のイメージだという事でした。実は[GARNET CROW Happy 10th Anniversary livescope 2010 〜THE BEST TOUR〜]のステージを彼が観に来てくれて、その時のステージ演出からこの発想が生まれたそうです。結果、この扉を使った面白いメンバーの見せ方が出来る事にもなりました。
3位「夢みたあとで」
演奏シーンは大阪にある[グランカフェ]というクラブを借りて撮影を行いました。当時はまだライヴ・パフォーマンスに慣れていない頃だったのですが、いざ撮影が始まると中村さんの表情があどけなくて新鮮でとても魅力的だったので、"中村さんの顔のアップをもっと撮りましょう!" と、僕もカメラマンもどんどんのってしまって、当初のプランを変更して撮影していきました。AZUKIさんも独特の世界観を出されていて、とても良い演奏シーンを押さえる事が出来ましたね。
また桜吹雪が舞う中を、中村さんとAZUKIさんが歩く等のシーンをインサートしていますが、あれは実は桜ではなく梅の花なんです。時期的にまだ桜が咲いていない頃で(笑)。"花の雨が降る" という歌詞が出てくるので、そういう雰囲気をイメージ出来るシーンを入れたかったんですね。あのシーンは、コマ数を減らして、フィルムっぽい質感に仕上げています。
4位「花は咲いて ただ揺れて」
水面にゆらゆらと揺らめく花がビジュアルのキーになっているPVです。読者の方々のアンケートにもあるように、カメラ目線で歌う中村さんがとても素敵で印象深いですが、それに加えて岡本さん、古井さんの男性陣2人も、スーツを着崩した感じで、ちょっとワイルドな雰囲気ですごいかっこ良く撮れているので、是非チェックして頂きたいですね。
5位「As the Dew」
中村さんから "都会的でアーバンな" というキーワードを頂きました。当初は全然違うイメージでPVの企画が進んでいたんですけれども、ちょうど[GARNET CROW livescope 2009 〜 夜明けのSoul]と[GARNET CROW Happy 10th Anniversary livescope 2010 〜THE BEST TOUR〜]の間に制作した曲だったので、メンバーのテンションが "ライヴ!" で盛り上がっていたんですね。そこで急遽倉庫を借りて、固くクールな雰囲気の中で演奏シーンを撮影していきました。都会のイメージという事で、サイレンとかネオンとか、そういうものを濡れた地面に映し込むという演出を生かしたPVになっています。またこの時の撮影はめちゃくちゃ寒かったという思い出がありますね(笑)